2017年8月10日木曜日

測って測って測りまくる。利活用に必須!実測調査と現況図面の作成

空き家の活用のご相談をお受けするようになって久しいですが、築年数の古いものだと設計図面がほとんど残っていない場合が多いです。

改築して間取りを変更したり使い勝手を向上する、あるいは耐震性を上げるための工事を施そうにもまずは設計図面がないと計画が立てられません。

とくに民泊への転用など関連する役所への申請図書の提出が必要になる利活用の場合は、正確な現況図面が必須となります。

そういった事情からか最近、よく築年数の古い住宅の現場実測と現況図の作成の業務をさせていただいております。






 木製の竪格子など細工の細かい、梁や柱が現しになった古民家は現場での実測調査に時間がかかりますので2~3日現場調査日の確保をお願いしています。30坪程度のハウスメーカーや建売の戸建て住宅ならだいたい丸1日で調査が終わります。

 平面図・立面図・断面図と作成するのに7~10日程度いただくことが多いですね。

 ホームインスペクションのそのあとに手を加えての息の長い物件活用をお考えの際にはあわせて現況図面の作成もご検討ください。

※完成した図面の参考例はこちら

2017年6月4日日曜日

アーキテクトキャラバン30号編集会議

奈良と大阪の建築士有志の勉強会「アーキテクトキャラバン」
季刊でリーフレットを発行しています。
今回は第30号の編集会議というお題目ですが、どちらかというと付帯する勉強会の方がメイン。
土地家屋調査士の竹村氏と司法書士の樋口氏にお越しいただいて建築士とは近いようで実はあまり知らないそれらのお仕事の内容をレクチャーしていただきました。



いい感じで日暮れが近づいたところで松村さんのタマシイのこもった自作の農小屋ファーマーズハットでバーベキューになだれ込む。
もうすぐ梅雨。

2017年6月2日金曜日

東寺近くの物件を実測調査

近鉄の東寺駅からほど近い物件を実測調査。
現場で測りまくった野帳をもとにCADで現況図面を作成します。

現場で作成したメモ(野帳)はこんな感じ



持って帰ってひたすらCADで清書します。
平面図・立面図・断面図の作成で1週間弱かかりました。


既存家屋をリノベーションしようとした場合、設計当時の図面が残っていないことも多いです。
そうなるとまずはしっかり実測して現況図面の作成が必要になります。


2017年5月28日日曜日

日本建築家協会の旅行に飛び入り参加、そして大津へ。

行ってきました、「湖都・大津の国宝建築・近代名建築探訪」と銘打たれたJIA奈良地域会の日帰りバス旅行に松村さんに誘ってもらって飛び入り参加。
京都の大学に通っていたころは大津は旅行感でませんが、奈良在住になってからは滋賀県は十分旅情に浸れる程度の距離感になりました。

近鉄大和西大寺駅のロータリーに集合して、バスに乗ること一時間強。

まずは旧琵琶湖ホテルを見学。





二つ目、旧大津市公会堂で見学&ランチ。





お昼からは三井寺を見学。正式な名前は園城寺とのこと。






通常は非公開の
勧学院客殿と、

光浄院客殿も、

若いお坊さんに解説と案内をしてもらってじっくり見学できました。
これは遠路はるばる来た価値あります。

そして旅の最後を締めくくるのは、ヴォーリズが設計した、日本基督教団大津教会です。
ヴォーリズは英語教師として来日した当初、布教に熱心すぎて学校をクビになって見様見真似で建築設計にジョブチェンジ。
牧師さんがエピソードを披露してくれました。むちゃくちゃですね。




濃密な建築探訪の旅でした。

2017年4月25日火曜日

不動産証券化研究会に行ってきました。


中之島。きりう不動産信託さんにて勉強会。
金融に対する知識が乏しいこと反省しきり…。
ご縁をいただいて勉強会に参加してます。

2017年4月15日土曜日

恵那市・笠置山の巨石イワクラ調査ツアー

2017年4月8日、9日と1泊2日でイワクラ学会の恵那市笠置山調査ツアーに行ってきました。
笠置山の岩々には「ペトログリフ」と呼ばれる岩肌に刻まれた人為的な絵と思しきものが数々発見されています。古代の人々の活発な活動を思わせる地域です。

 今回は、笠置山に星座の配置を模して岩石が配置されているという情報の真偽を確認することが目的で、その実測調査のお手伝いをさせていただきました。

参加者の皆さんは原始宗教的な、あるいは考古学歴史学的な観点からイワクラの謎へのアプローチを志向される方が多いような印象なのですが、私は建築に関わる職業柄、古代の人々の持っていたであろう空間認識能力やそれを発揮しての空間の使い方に大変興味があります。

古代の人々の英知を「追体験できた!」と胸を張って言えるほどのレベルには達していませんが、それでも普段デコボコのない床や舗装された平らな道ばかりを歩いている身にとって、雨上がりの足元の悪い山道に分け入って巨大な石との対面する行為は眠っていた身体的な”勘”みたいなものを呼び起こすきっかけになりうる刺激を感じます。


2017年3月29日水曜日

1名で満員です。杭瀬超駅前の超狭小店舗の工事が完成しました。


尼崎市の阪神杭瀬駅前の狭小店舗の工事が完了しました。
以前このブログで紹介したこれです。


とはいっても設計依頼は店舗スペースの確保と外装の建具のデザインを担当しまして、実際に入居者が決まってどのような店装になるかはまだこれからなんです。
物件のお問い合わせはこのブログからメッセージをいただくかアームプラスまで。



今まで設計した中で床面積最小の店舗でした。
広さは約一畳!!ハンジョウ×2で儲かる店になること間違いなし。

2017年3月25日土曜日

I様 連棟形式 京町家 中古住宅 京都市右京区 ホームインスペクションをさせていただきました。

築年数不明の連棟形式の木造2階建ての京町家です。
所在地はJR円町駅にほど近いところです。クライアントはこの物件を購入された直後で劣化事象確認とリフォーム工事の方針を検討するのにホームインスペクションによる住宅診断を受けたいとのことでした。
ざっと見たところ複数回にわたって増改築がなされた形跡が見て取れました。増改築を行った際の接続部は床や壁にひずみが現れやすく、また雨漏りが起こりやすい傾向があるのでそのあたりを重点的に調べる必要がありそうでした。
耐震性についても心配されていましたが、連棟形式の物件の場合つながっている部分も含めて一体の建築物として耐震診断と補強計画をしなければならないため、ご所有の区画単独の計画では耐震性をアップする選択肢がほぼ無いことをご説明差し上げました。
過去の雨漏りの形跡が何カ所かみられました。前オーナーから雨漏り後、屋根の葺き替え工事によって雨漏りは起こらなくなったとお聞きになっているようなので、現在は雨漏りは止まっている前提で、慎重な経過観察をおすすめしました。


2017年3月21日火曜日

岬町深日地区 元旅館「とらや」リノベーション事業提案募集 ファイナル

無事、書類での審査を突破し、最終選考の四組のうちの一つに選ばれました。
最終選考はとらやでの実地プレゼンテーションということで行ってきました。

大阪府の南端、岬町。
ここにすでに廃業して久しい元旅館の「とらや」の建築物があります。かつて洲本との航路があったそうで、その往来客で賑わったそうです。

今回、参画している「関西住宅ストック維持向上促進協議会」において大阪の住まい活性化フォーラム事務局「岬町深日地区 元旅館「とらや」リノベーション事業提案募集」に応募しました。



"山海の十字路"と銘打って改修コスト\0からだんだんとステップアップしていって過度な負担無く空き家となっている家屋の活用を行い、そして周辺地域の活性化にはずみをつけるという、われながら出色の完成度のアイデアを審査員の先生方にプレゼンしたのですが、惜しくも最優秀賞は逃してしまいました。



あと一歩及ばず・・・ザンネン。
つぎの機会にがんばります。

2017年1月17日火曜日

古い細切れ間取りを視線の広がるLDKに!空き家のリノベーション-改修前後の比較

株式会社ARM Plusの植田氏の企画原案のもと増谷建築設計工房と協働して尼崎市東難波町3丁目で設計監理を行っていたリノベーションの住宅の工事が昨年11月に完成しました。


クライアントの依頼により、あまり活用されていなかった築40年弱の在来木造の住宅を賃貸住宅へ改修したものです。
躯体は経年の割にしっかりしていましたが、間取りの構成が現在の時流に合わなくなっていたので1階にあったダイニングキッチンを2階に再設定してリビングダイニングキッチンとして広く使える計画を軸に各所手を加えました。

クライアントに竣工お引き渡し後、1カ月ほど入居者の募集をしていたのですが、2017年の年明け早々賃貸契約が決まりました。
角地・全室南面の好立地、今のライフスタイルに合わせた間取りにリノベーションしましたので快適に住んでいただけると思います。

<当物件のパンフレットを作成しました。ダウンロードはこちらから



2階のリビング。和室だった部屋を隣の洋室と一体に使用できるように。
残置されていた家具を改造してテレビラックにしました。







2階の洋室をリビングに隣接したキッチンに用途変更。
採光・通風とも十分なスペースになりました。








2階階段ホールだった通過するだけのスペースに室内ガラス建具を設えてリビングの延長に。
視覚的な広がりとともに下階まで自然光を導くことが可能になりました。







2階リビングから階段スペース方向を見る。左側がキッチン。かつては和室だったスペース。









1階にあったキッチンを廃止して洋室に改修。

たっぷりとした収納を備えた寝室になりました。









改修後の玄関(左)と南側外観(右)。屋外は外構以外は手を加えず工事予算を大幅コストダウン。
左:リノベーション前   右:リノベーション工事後